中国の国家税務総局(State Administration of Taxation)は、2018年11月1日より自国の輸出企業に対する税金還付率を引き上げを実施することを決定しました。背景には、米国の貿易戦争における輸出企業への支援があると言われております。

国家税務総局の発表内容

税制の簡略化をもう一歩進め、輸出還付税政策を充実させるため、一部の製品の増値税にかんして、輸出還付率の調整を実施する。 関連項目は以下の通り:

項目1

紙フィルム、プラスチック製品、竹、草などの編物、鋼化安全ガラス、照明器具等の輸出還付税率を16 %に引き上げる。 潤滑剤、航空機用タイヤ、炭素繊維、一部の金属製品などの輸出還付税率を13 %に引き上げる。 一部の農産物、煉瓦、瓦、ガラス繊維などの輸出還付税率を10 %に引き上げる。

輸出還付税率を引き上げた製品リストのダウンロード

項目2

豆粕の輸出還付税率を取り消す。豆粕とは、製品コードが23040010、23040090分の製品を指す。

項目3

第1、2条の関連製品を除いて、残りの輸出製品は、元の輸出還付税率が15 %であったものは16 %に引き上げ、元の輸出還付税率が9%であったものは10 %に引き上げ、元の輸出還付税率が5 %であったものは6 %に引き上げます。

項目4

この通知は、2018年11月1日から実施されます。本通知に記載された貨物の輸出還付税率の適応は、輸出貨物通関書類に記載された輸出期日をもって判断します。