BtoBビジネスとBtoCビジネスの違いを考える
ウェブサイトを有効に使った自社製品の海外販路拡大は、営業力に限りがある中小企業にとってとても重要です。インタネットで検索するとウェブサイトを使った集客に関する記事がたくさん見つかります。また、公的機関が主催するインタネット活用方法の無料セミナーも各地で開かれております。
中小企業が海外ウェブマーケティングを取り入れるにあたって、最初に考えておかないといけないことがあります。それは、自分たちのビジネスが、B to Bなのか?それともB to Cなのか?です。
実は、ウェブマーケティングの手法は、B to BビジネスとB to Cビジネスでは、全く異なります。間違った手法を採用すると全く役に立たないばかりでなく、社員の大切な時間とお金を費やしてしまうことになるので注意が必要です。
B to BとB to C のウエブサイト環境の違い
以下、B = B to B , C = B to Cとします。
見込みユーザーの閲覧時間の違い
見込みユーザーのウェブサイトを見る時間が全く違います。B は、仕事業務中の平日の日中、Cは休日か平日の夜間がメインです。
Facebookやツイッター等の効果の違い
CではSNSが有効ですが、Bでは(企業間ビジネスであるため)口コミは有効に機能しない場合が多く、費やした時間の割には売上に直結しにくいです。
ユーザーの閲覧環境の違い
CではPCでもモバイルデバイスでもウェブサイトは見られていますが、Bではモバイルからの流入は少なく、実際の引合いに結びつきにくいです。※スマホは細かい技術情報の伝達に向かないため
購買にいたるまでの意思決定プロセスが違う
ウェブビジネスに限った話ではありませんが、Cは個人の判断・感情で購買意思が決定される場合が多いです。一方、Bではもっと合理的で、購買の意思決定を行うまでに多くの意思決定者が入ります。
サイトの見せ方の違い
C向けのサイトは、見た目が大事です。サイトデザインや掲載写真等にも工夫が必要になります。Bもそうですが、それ以上に、掲載しているプロダクトの詳細が求められます。
決済システムの違い
Cでは、決済にクレジットカードが有効ですが、Bでは未だに銀行送金を求めるユーザーが多いです。
ウエブマーケティング情報量の違い
Cのウェブマーケティング手法に関する情報は世の中に多いですが、Bのそれは少ないです。