レスポンシブデザインとは、簡単に言えばPCにもタブレットにもスマホにも対応したウェブサイトのデザイン手法で、ウェブサイトがそれを表示するデバイスの横幅に合わせ変化する仕組みを持っています。
企業は今後、今まで以上にレスポンシブデザインで作られたウェブサイトを持つ必要に迫られるでしょう。特に海外向けマーケティングの手段としてウェブサイトを積極活用する企業にとっては、レスポンシブデザインのウェブサイトは必須となります。

 
 

①レスポンシブデザインは難しくない

中小企業のウェブマーケティング担当者にとって、PC用とスマホ用のウェブサイトを別々に制作・維持管理する場合の負担は非常に大きいと思われます。

そのため、多くの場合、一つのウェブサイトでPC向けとスマホ向けに対応させることになりますが、実際のところよほど凝ったものを作ろうとしない限りはレスポンシブデザインのウェブサイトの制作難易度は高くはなく、基本的なhtmlとcssの知識さえあればウェブデザイナーでなくても簡単に制作できます。

BtoCビジネスと比べ、BtoBでは全体のマーケティング活動から見たウェブマーケティングへの比重がやや軽い傾向にあるようにも思われますが、海外を販売先とする場合においては、限られた人的資源の中、効率的に世界中のユーザーからの問い合わせにつなげる意味で、使いやすく、見た目も良いウェブサイトは欠かせないものです。

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②アジアではスマホユーザーが多い

東南アジアやインドでは、自宅や職場でインターネットに常時接続した自分専用のPCは持っていなくてもスマホを持っている人は大勢います。

そのためウェブサイトのアクセス解析をすると、これらの地域からはスマホでのアクセスが比較的多いことが分かります。そのため、アジア地区に販路を求める企業にとっては、自社のウェブサイトをレスポンシブ化し、スマホ対応とすべきでしょう。

Googleでのデバイス別の検索ボリュームの比較では、既にスマホからの検索がPCを超えていますので、やはり今後はスマホ対応がより求められることでしょう。

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③Googleのモバイルファーストインデックス

Googleにおいても、検索エンジンがウェブサイトをインデックス(登録)し、検索順位を決定する際、(PCではなく)スマホなどのモバイルデバイス向けのウェブサイトの出来を評価基準にしているとアナウンスしています。

そのため、PCだけでなくモバイルデバイスにも対応したウェブサイトでない場合、SEO的に言って、検索結果に何らかのネガティブな影響が出る可能性が否定できません。

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まとめ

ウェブサイトをスマホを通じて見るユーザーが著しく増加している中、単にSEO対策として以外にも、ユーザーの利便性を考えたスマホ対応のウェブサイト作りが求められています。

一般的にウェブサイトをレスポンシブデザイン化すること自体には、大きな投資や長い作業時間は不要なので、まだ自社のウェブサイトがスマホ対応となっていない場合はレスポンシブデザインへの移行を検討した方がよいでしょう。

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