海外企業との機密情報のやり取り
海外企業とのビジネスにおいては、業務上の秘密事項を相手に出さなければ話が進まないことが多くあります。
拡散されては困る情報を外部に出す場合、NDA (正式名称:Non-disclosure agreement)と呼ばれる秘密保持契約書を締結する必要があります。
しかし、NDAを結んでいるからと言って100%安心とは限りません。
相手側の担当者が悪い人間であれば、機密情報を外部企業に見せたり競合先に渡したり、ひどい時にはデーターを持って忽然と消えることだってあります。
NDAを結んでいれば裁判することも可能ですが、実際に
機密情報の漏洩を証明するのは時間と労力がかかり簡単ではありません。実際のビジネスでは、泣き寝入りになることがほとんどです。
機密情報の漏洩を防ぐ方法とは?
もっとも有効な方法は、送る書類に取扱注意というフレーズを入れておくことです。極秘、CONFIDENTIALなど記載してある書類は、相手に無言の圧力をかけ不正に対して抑止力が働きます。
記載方法としては、書面の隅に極秘やCONFIDENTIALでも良いですが、複製や転用を防止するためには、シート全体に透かし文字(Watermark、ウオーターマーク)をいれることがお勧めです。
透かしが入った書類は、『我々は、機密書類の扱いに関して常に注意をしており、違反したらうるいさいぞ!』ということを暗に相手に伝える事ができます。
また、写真や画像などにも透かしを入れると転載防止に効果があります。
参考までにワード形式のテンプレートを作りました。ダウンロードしてご活用ください。
透かし入りテンプレート(6種類)のダウンロード
※携帯電話からダウンロードできない場合は、パソコンからお願いします。