拡大する木材輸出
中国向け日本木材の輸出が急増
日経中国語網によると、2017年、日本の木材総輸出額は前年比で3割以上増加し約320億円になりました。2012年以前は100億円前後しかなかった日本木材の輸出額がわずか5年で3倍近くになったのです。しかも、仕向け地の約4割が中国向けです。
これまで中国の建築市場は、鉄筋コンクリートが中心でしたが、近年、別荘や公共施設・伝統施設などで快適でありながらデザイン性が高い木造建築の評価が高まっております。
また、日本式建築技術である木造軸組工法も中国政府の認可がおり、今後は日本式住宅の需要も見込まれております。
中国で人気の木材は杉の丸太で、工業製品を輸送するパレット、家電製品などの包装材料を作るのに使われていると考えられています。輸出価格も上昇しており、中国向けの杉木価格は現在、1立方メートル130~135ドル(送料込み)で、2017年の夏より10ドルほど上昇しています。
中国の爆買いはいつまで続くのか?
共同社の2月13日報道によると、中国政府は、今年8月から柱や梁(はり)など建物の骨組みになる「構造材」として、日本産の杉・檜(ヒノキ)・落葉松(カラマツ)の使用を解禁することになりました。これにより新しい需要が喚起され、日本木材の輸出量はこれから更に増加すると見込まれております。
2017年に日本木材の輸出が急増した理由
2017年に中国向け木材輸出が増加した原因として二つあります。一つは、中国政府が2017年に天然林の商業伐採を禁止したことによる輸入全体量の増加です。
もう一つは、国際市場でアメリカの需要拡大や環境保護の規制が強化され、北米の木材や熱帯木材を中心に値上がりしていることがあります。高騰する世界の木材価格のなかで、日本の木材は、需給のバランスがとれており価格は安定しています。競争の激しい包装資材用木材において、日本産の木材は、ニュージーランド産より安いと言われております。
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