皆さんは。中国の北京市(Běijīng)についてどこまで知っていますか?
中華人民共和国の首都である北京市は大きな都市です。でもどの位大きいかと言われると以外に答えられないものです。
今回は、同じ首都である東京都と最新の統計データで比較してみました。出張に行くときの参考にして下さい。
面積(北京vs東京)
北京市の総面積は16,410km²であり東京都2,194km²の約7.5倍です。
※北京市の緯度は日本の秋田県秋田市とほぼ同じですが、冬はとても寒く1月の平均気温はマイナス10度前後となります。
常住人口(北京vs東京)
2018年12月時点における北京市常住人口は2154.2万人(前年比▲16.5万人減少)でした。
同時期における東京都の人口は、1385.9万人でした。
つまり、北京の常住人口は、東京の約1.5倍ということになります。
人口密度(北京vs東京)
2018年12月の北京市常住人口密度は、1,313人/km²(前年比▲10人減少)でした。
同時期における東京都の人口密度は、なんと6,317人/km²もあります。
北京市は、面積も広いため人口密度は東京都の約5分の1程度なのです。
北京市は人が溢れかえっているイメージを持っている日本人も多いと思いますが、それは都心のごく一部であり北京市全体で考えると人口密度は低いです。
出生率・死亡率(北京vs東京)
2018年の北京市の出生率は8.24%、死亡率は5.58%であり自然増減率は2.66%増でした。
一方、1年前の2017年における東京都の出生率は7.93%※推定、死亡率は8.40%であり自然増減率は▲0.47%減でした。
空気汚染問題がある北京は、死亡率が高いのではと思ってましたが、中国政府のデーターを見る限り日本より低いようです。
日本は高齢化が進んでおり死亡率が高くなっています。
※出生率(人口千人対)=年出生人数/年平均人口×1000
※死亡率(人口千人対)=年死亡人数/年平均人口×1000
乗用車保有数(北京vs東京)
2018年12月の北京市乗用車(民用汽車)数は5,746,000台(前年比108,000台増)、人口に対する保有率は26.6%でした。
一方、同時期における東京都の乗用車数は3,167,461台、人口に対する保有率は22.88%でした。
乗用車を見る限り、北京市も東京都と変わらないほど自動車社会になっています。
北京市統計局、国家統計局北京調査総隊『北京市2018年国民経済と社会発展統計公報』
一般財団法人自動車検査登録情報協会『都道府県別・車種別自動車保有台数(軽自動車含む)』
東京都総務局統計部『東京都の人口』