今週(7月16日~20日)は、フルフラール(以下、FFLと言います)の国内外の引合が増えて、市場が活発になり相場の下落が止まり僅かに上昇しました。

山東地域におけるFFLのEXW価格は、週初めの16日(月)は13,000元/MTでしたが、週末20日(金)には13,500~13,600元/MTになりました。

7月16日~20日の山東地域のFFL参考価格(単位:元/MT、EXW価格)

7月9日 月曜日13,000元(先週相場より約200元/MT値上がり)
7月10日 火曜日13,000元~13,100元(前日より100元/MT値上がり)
7月11日 水曜日13,300元~13,400元(前日より200元/MT値上がり
7月12日 木曜日13,500元~13,600元(前日より200元/MT値上がり)
7月13日 金曜日13,500元~13,600元(前日より殆ど変化なし)

今週FFL相場の総括

➀川下の成約量が増加しており、少量のFFL調達が増え、先週までの相場下落状況から反転しました。
➁需給バランスが取れており、バイヤーとメーカー間での価格の合意点が見つかり易い状況であり、商談がスムーズです。
➂高温・高湿度の天候および中国政府の環境保護政策影響を受け、一部FFLメーカーが、出荷量を抑えたことにより少し品薄感が出ております。

専門家による来週のFFL相場展望

FFLメーカーは、今週の相場回復を歓迎しております。しかしながら、川下の需要が何時まで継続するかは不明です。専門家は、今週の相場上昇は、一時的の可能性が高く、来週の相場は、下がる可能性が高いと見ています。
長期的には、これまで半年間の相場状況から、当面は上がり下がりを繰り返していくと思われます。

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