商用ケーブルの海外調達

商用で急遽、特殊形状のケーブルを調達することになり、知り合いの中国の人を介して探していただきました。
ケーブルや基板などの電子部品は、中国の南部にいけば何でも手に入ると言われており、今回のケーブルを提供する業者もすぐに見つかりました。

海外製のケーブルは、規格など全く考慮していない場合があり、まずは規格を確認したところ問題ないことが分かり第一関門はクリア。
といっても本当に問題ないか不安があるので、急ぎ2本ほどサンプル入手し、実物を確認することにしました。

当たり前のことですが、海外からの調達は、どんなに書面で確認しても実物を見て確認しないと思わぬところで仕様が異なっていたりします。
今回の場合、標準ケーブル色が、黒/灰/ゴールドの3色有り、サンプルは灰色で依頼したのですが、実際に見ると日本人がイメージする灰色ではなくブルーシルバーでした。
幸いブルーシルバーの方が格好いいので問題はなかったのですが、念の為、中国の業者に対して、届いたケーブルの写真を送り、『われわれ日本人は灰色ではなく藍銀(BLUE SILVER)と呼ぶが問題ないか?』と確認を取りました。
以降の商談でのやり取りは、誤解を招く灰色を使わず、藍銀(BLUE SILVER)で統一しました。

サンプルの通電テストは問題が無かったので、正式発注することを決定。
急ぎで必要だったので、最短納期で依頼したところ、すかさず価格を吊り上げて来ました。
そんなの聞いてないと伝えると、『他の業者から大量に注文が入っているので、別に私の注文が無くなっても構わない。』との返事。
実は、この手の商品で、こちらが購入意思を示した途端に、値上げ交渉をしてくることは良くある話です。
海外と取引をしていると、価格とは交渉力で決まるとつくづく感じます。

今回においては、価格を上げるのであれば他の業者に変えるるもりだと言い返しても良いのですが、私からの発注数量がそもそも少ないので、あまりハードな交渉をしてもこちらのメリットは少なく、納期厳守を前提に、当初の価格と値上げされた価格の中値で合意し発注をしました。
納品にあたっては知り合いの中国の人が現地に行ってくれて数だけ確認してくれ、予定通り日本に輸送、数日後、無事日本に到着。

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検品してびっくり

先ず段ボールの外観を確認するとお世辞にもきれいな梱包とは言えません。
しかし、特に穴があいているようなところはないので、段ボールを開封すると、中では頼んだケーブルが10本ずつビニール袋にまとめられ、乱雑に入っていました。
一つ一つを袋から取り出し数とケーブル外観を確認してみると、長さにバラつきがあるような気が....

注文したケーブル長さは35センチ、しかし、実際にメジャーで測るとプラスマイナス2~3センチのバラツキがあります。
発注時に誤差の許容範囲を指示していなかったこちらにも責任があるとも言えますが、常識的に考えて35センチの誤差はせいぜいプラスマイナス5ミリ程度だと思います。
早速、写真を取ってクレームをすると、納期が急ぎだったので在庫をかき集めて出荷したので長さのバラつきが出たとのお詫びがありました。

幸い今回は、長さが多少短くても大きな問題はないが、それにしても海外からの新製品の調達は、日本人が考える範囲を超えたトラブルが発生する事があります。

もし、失敗が許されないような製品を購入するのであれば、調達先に自ら出向いて製品チェックをして納入することが大切だと改めて感じました。