断るのは簡単だけど
海外で仕事をしていると、日本の常識では考えられない要求や、依頼が来たりします。特に技術系の製品やサービスに関する海外の商談では、以下のように思うことが多いです。
『本気でできると思ってるの?』
『技術の事、何にも分かってないなあ…』
『それができれば、苦労しないよ!』
『技術の事、何にも分かってないなあ…』
『それができれば、苦労しないよ!』
しかし、断ってしまえば、それで終わり。今の時代、安全な仕事だけを選んで生きていける企業はごくわずかです。どんな引き合いに対しても、ビジネスチャンスはないかて常にアンテナを伸ばしおく必要があります。
これまで、いろいろな技術系メーカー様とお仕事をしました。海外対応がうまいメーカー様もあれば、もう少し対応に工夫すれば、受注が増えるのと思うメーカー様もいます。海外へ自社製品を販売するにあたって、技術力はもちろん必要ですが、引き合いへの対応力も同じくらい重要だと強く思います。
チャンスをつかむ上手な対応とは
ビジネスが非常に上手なメーカーをよく見ていると、どんな引合いに対しても、まず否定的なことはいいません。かといって、安請け合いをするのでもありません。
たとえ自社の専門外の話が来ても、自社にできるか能力があるかないかではなく、ビジネスになりそうと思えば、外注先や社外リソースを使った提案をすれば良いのです。もし、良い外注先が見つからなければ、足りないところをお客様に支援してもらう方法も考えられます。全く経験のない業界だからといって諦めるのではなくノウハウを外に求めれば良いのです。
ビジネスの世界では、断ることは、そのお客との縁をきることです。常に、自社の枠を外して、広い世界で考えていけば、思いもよらないところで、自分たちの技術や経験をいかせるビジネスに出会えます。