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国際取引で知っておくべき情報、カントリーリスクとは?

外国との取引において、取引相手の信用確認はとても大事です。しかし、それだけでは足りません。相手国に戦争、内乱、政治体制の変更などが発生し、取引先企業が国有化されたり、輸出入の禁止令が出たり、相手からの為替送金が一時的に停止したりすると、取引代金の回収が出来なくなります。このような危険をカントリーリスクと呼びます。

カントリーリスクの評価は、国際機関である※OECD(経済協力開発機構)が、国毎の債務支払い状況、経済・金融情勢等の情報に基づき行っており格付け表として発表しております。この表は、OECDのサイトからも見れますが、日本語で見たい場合は、日本貿易保険のサイトが見やすいです。もし、御社が高リスク国の企業と取引をしなけばならない時は、金額や契約内容によって貿易保険の加入を検討する必要があります。

カントリーリスク表の見方について

カントリーリスク表では、それぞれの国が0~7までの8段階で格付されており、数字が上がるほどリスクが高くなります。(※日本貿易保険のサイトでは、A~Hで格付けされてます。)2017年1月27日付けのカントリーリスク表では、リスクが最も低い国0(A)として、24カ国が選ばれており、アジア地域では、唯一日本とシンガポールのみが入っております。

1,000兆円を超える財政赤字の我が国ですが、世界からは安全な国であると評価されているようです。その他にもこのリストを見て意外と思ったことがあったので以下に記載いたします。尚、カントリーリスク表は無料で誰でも見れます。ご自身で一度確認してみると新しい発見や気付きがあるかもしれません。

リストから分かる4つの事

➀ 共産主義国家である中国の格付けは悪いと思っていたが、2(C)であり、タイ・フィリピン・ベトナム・インドネシアよりリスクが少ないと評価されている

➁ 3月に国王が来日したサウジアラビアも予想より評価が高く、中国、マレーシアと同格の2(C)である。

➂ 親日的で信頼できる人が多いと言われるベトナムは、6(F)で、取引相手としては少し怖さを感じるロシア5(E)よりもリスクが高いと評価されている。

➃ リスクが一番高いとされる8(H)には、北朝鮮の他にミャンマーやラオスも入っている。

※用語説明:
OECD(経済協力開発機構):
Organisation for Economic Co-operation and Developmentの略で、日・米を含め35ヶ国(2017年4月現在)の先進国が加盟する国際機関。発足は19611年で本部はフランスのパリ。国際マクロ経済動向分析や貿易、途上国の開発援助などを行っている。
OECDサイト:http://www.oecd.org/