中国最大の鉄鋼情報会社Mysteelが国内電炉メーカー53社(生産総能力:4,300万㌧)に稼働率の調査を行ったところ、2月15日までの平均稼働率は6.85%で先週より0.78%下回った。なお、中華商務網の2月15日の報道によると春節連休明けの1週目、黒鉛電極の成約はいぜんとして低調であった模様。国内大手製鉄所は電極の競争入札を採用し始めており、落札価格は連休前よりやや下落した。
市場分析
春節連休後の黒鉛電極の原料である低硫鍛焼コークスの市販価格は安定。春節連休が終わったばかりで市場は本調子でないため成約も少ない。川下の電極メーカーの稼働率は依然低レベルに留まっている。
黒鉛電極の最新価格
◆今週の成約価格
超ハイパワー黒鉛電極(直径:300-700mm)のEXW価格:4-10万元/mt
ハイ・パワー黒鉛電極(直径:300-600mm)のEXW価格:3.2-6万元/mt
普通黒鉛電極(直径:300-600mm)のEXW価格:3-4万元/mt