郵便局が提供する国際郵便サービスには、EMS、航空便、SAL便、船便、国際eパケット、国際eパケットライトの6種類があります。配達時間が最優先ならEMSが一番ですが、運送費を1円でも安くしたい場合は、国際eパケットや船便がおススメです。

各サービスの運送費と運送日数の調べ方

郵便局の専用ページから簡単に料金を調べる事ができます。

荷物の種類、重さ、発送人に住所(都道府県)、受取人の国を入力し、次へをクリックします。郵便局リンク:『料金・日数を調べる』

例として、シンガポール向けに2キロの荷物(小包)の料金を調べてみます。

国際郵便の料金と運送日数簡易計算ページ
シンガポール向け2キロの貨物の運送費と日数

2キロの貨物をシンガポールに送った場合

  • EMS:3,300円(運送日数2日)
  • 国際eパケット:2,360円(運送日数4日)
  • 国際eパケットライト:2,000円(運送日数4日)
  • 航空便:2,150円~3,900円(運送日数4日)
  • SAL便/エコノミー航空便:1,680円~2,900円(運送日数2週間前後)
  • 船便:1,080円~2,100円(運送日数1~2カ月)
航空便・SAL便・船便の料金
航空便、SAL便、船便は、梱包サイズ、書留有無によって料金が変わります。

6つの国際郵便サービス、概要と特徴

①EMS(国際スピード郵便)

EMSは、Express Mail Serviceの略です。重さ30kgまでの小形貨物や書類を送る事ができます。サイズも制限があり梱包箱の長さが1.5mまたは長さ+横周が3mを超えると利用できません。

国際郵便のなかで運送日数が最も短く、アジア向けであれば通常2~4日で届きます。

EMSの損害要償額は、貨物の価値に関わらず2万円です。それ以上の補償額を求めるときは、補償枠を2万円増やす毎に50円の追加料金がかかります。なお増額できる最高損害要償額は200万円までです。郵便局リンク:『EMS損害補償制度』

EMS大きさ・重量制限の例外
長さ1.8m以内:中国
■長さ1.05m以内:フィジー、アルゼンチン、ウルグアイ、マケドニア、マダガスカル、トーゴ、タンザニア、セネガル
■長さ+横周2m以内:フィジー、アルゼンチン、ウルグアイ、マケドニア、セネガル、タンザニア、トーゴ
■長さ+横周2.75m以内:米国、グアム、サイパン
■重量20kg以内:バングラデシュ、フィリピン、ブータン、ミャンマー、モルディヴ、ラオス、オーストラリア、ソロモン、ニュージーランド、フィジー、エルサルバドル、キューバ、コスタリカ、トリニダード・トバゴ、ホンジュラス、メキシコ、アルゼンチン、パラグアイ、イスラエル、イラク、イラン、オマーン、カタール、シリア、バーレーン、ウクライナ、スペイン、ブルガリア、ポーランド、マルタ、リトアニア、アルジェリア、エジプト、ガボン、シエラレオネ、ジブチ、ジンバブエ、チュニジア、ボツワナ、南アフリカ共和国、モーリシャス
※2019年4月28日時点
※郵便局リンク:『EMS大きさ・重量制限一覧表』

➁国際eパケット

重さ2キロ以内の軽量貨物や書類を送れます。運送費やEMSより安いですが、運送日数はEMSより長く、アジア向けであれば通常4日~1週間程度かかります

また、オンライン手続き限定のサービスであり、サービス利用にあたっては、国際郵便マイページサービス(リンク)で会員登録したあと、貨物のあて先・差出人・内容品等の情報を入力し、国際eパケットラベル一式をプリントアウトし、専用のパウチ(送り状袋)に入れて郵便局の窓口から発送します。

また梱包サイズにも制限があり、長さ+幅+厚さ=90cm ±2mm(長さは60cm±2mm以内)、巻物は長さ+直径の2倍=104cm±2mm(長さは90cm±2mm)を超えるとサービスが利用できません。

また、運送中に貨物が行方不明になったり破損した場合の損害補償も、EMSよりは低く最高6000円までなので注意が必要です。

国際eパケット利用の注意点
国際eパケットの利用にあたっては、「国際郵便マイページサービス」で印刷した国際eパケットラベル一式を専用パウチ(袋)に入れて差し出されたものについてのみ、国際eパケットとして扱われます。
また、専用パウチ(袋)は、郵便窓口には無いので、あらかじめオンライン「国際郵便マイページサービス」 から請求する必要があります。

➂国際eパケットライト

重さ2キロ以内の軽量貨物や書類を送れます。 貨物の重さとサイズ制限は、国際eパケットと同じですが、運送料金は国際eパケットよりも安くなります。

しかしながら、航空機の空きスペースを利用するSAL便と同じ方法で輸送するため、運送日数が2~3週間と長くなります。

運送中に貨物が行方不明になったり破損した場合の損害補償がないので商品発送で利用する場合は注意が必要です。

➃SAL便(エコノミー航空便)

SALは、Surface Air Liftedの略で、Surface(陸上輸送または海上輸送)とAir-lift(飛行機輸送)を組み合わせた運送方法です。エコノミー航空便とも言います。

貨物の重さとサイズ制限は、原則EMSと同じですが、一部例外があるので、実際に航空便を使う場合は郵便局に確認が必要です。

航空機の空きスペースを有効活用することにより、運送料金はEMSより安くなります。欠点は、EMSや航空便にくらべて、運送日数が長くなる事です。アジア地域向けは2週間前後かかります。

SAL便が使えない国
韓国、台湾、ベトナム宛てはSAL便を取り扱っていません。郵便局リンク:『エコノミー航空便(SAL)便取り扱い国・地域』

➄航空便

航空機により運送する国際小包配達サービス。価格はEMSより少し高めですが、重量貨物の場合や送り先国によっては、EMSより安くなる場合があります。

運送日数はEMSより長く、アジア向けであれば通常4日~1週間程度かかります。

貨物の重さとサイズ制限は、原則EMSと同じですが、一部例外があるので、実際に航空便を使う場合は郵便局に確認が必要です。

➅船便

船により輸送する国際小包配達サービス。料金はEMSより安くなりますが、輸送時間が非常に長く1~2カ月程度です。

送れる貨物の大きさや重さは、原則EMSと同じですが、一部例外があるので、実際に航空便を使う場合は郵便局に確認が必要です。