仕事で海外のお客様に英語でメールを出すときに、悩むのは相手の名前の書き方です。通常、英文メールは、日本語でいう『~様』を意味するDearから始まり、相手の名前を記入し、最後にコロン(:)または カンマ(,)で終わります。

しかし、Dearの後に書く相手の名前の書き方にはルールがあり、間違ったメールの宛名を書いていると、受け取った相手から教養のない人だと思われ、場合によっては商談に影響がでることがあります。

本記事では、①相手の名前と性別が分かっている場合➁相手の名前は分かるが性別が分からない場合➂相手の名前と性別両方が分からない場合の3つのシーンにおけるあて先の書き方を説明いたします。

 
 

相手の名前と性別が分かっている場合

Dear+敬称+相手の名前:(,)

Dearの後に、Mr. (男性/ミスター)、Ms.(女性/ミズ)、 Dr.(博士や医師/ドクター)、Prof.(大学教授/プロフェッサー)など敬称を付けます。

女性はMs.(ミズ)
相手が女性の場合、Mrs.(既婚女性/ミセス)やMiss.(未婚女性/ミス)といった言い方もあります。しかし、男性がMr.という呼び方一つしかないのに、女性だけ既婚未婚で呼び方が変わるのは差別であるとの考えがあり、現在のビジネスでは、よほど親しい人でない限り、女性に対しては全てMs.(ミズ)と呼びます。

敬称の後は、姓(Last name)だけか、名(First Name)+ 姓(Last name)のフルネームにします。

もし、相手の名前が、Johnson Wang(ジョンソン ワン)さんだった場合、Dear Mr.Wang, または、Dear Mr. Johnson Wang,と書きます。Dear Mr.Johnson,と書くのはマナー違反です。

敬称の後のピリオド
敬称の後には略であることを表す『ピリオド』を必ず付けるのが正しいと言われています。例えば、Dear Mr.Wang,のように書きます。イギリス式は敬称後のピリオドが無くても良いと言われていますが、ビジネスメールでは『ピリオド』を入れる方が無難です。
 

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相手の名前は分かるが性別が分からない場合

Dear+Mr./Ms.+相手の姓 :(,) またはDear+フルネーム

日本人には、いのうえ・かお(井上薫※明治維新で活躍した長州藩士)など名前だけでは男女が分からない人がいますが、海外でも同じでありChris Connor(女性ジャズ歌手)やMarion Brown (男性サックス奏者)など、知らない人は性別の区別を付け難い人がいます。

特に中国人の名前は難しく、胡春華/ Hú Chūnhuá ( 中国の政治家で現在の国務院副総理)が男性で、 郎平/Láng Píng(中国の有名バレーボール選手)が女性です。

このように相手の名前は分かるが、性別が分からない相手に対しては、共有敬称を意味するMr./Ms.を使いDear+Mr./Ms.+相手の姓 :(,) とするか、 敬称を使わずDearの後にフルネーム(First name +Last name)にしても大丈夫です。

もし、相手の名前が、Johnson Wang(ジョンソン ワン)さんだった場合、
Dear Mr./Ms.Wang, または、Dear Johnson Wang,と書きます。

Esq.とは?
まれにEsquire(—殿)を使いDear Johnson Wang, Esq.と書く人もいますが、アジア向けでビジネスをする人は、あまり凝った敬称をつけずにDear Mr./Ms.Wang,と書いた方が無難です。
 

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相手の名前と性別両方が分からない場合

Dear+所属部署:(,) または To whom it may concern
:(,)

ビジネスではメールアドレスだけ分かるが、相手の正式な名前が分からない場合があります。

もし、確認する手段が無い場合は、名前の代わりに所属部署を使い Dear Sales Department,とするか、関係各位という意味でTo whom it may concern,と書いても大丈夫です。

 

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親しい人宛の場合

Dear+相手の名, Hello,or Hi,+相手の名,Hi,+相手の名+san

長年仕事を一緒にやってきた人へメールを送る場合は、フォーマルな言い回しより、少し言い方を崩すことで相手との関係を深くすることが出来る場合があります。

記載例としては、Dear Wang, Hello,Wang, Hi First Name, Hi First Name-san,

 

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宛名書き方の早見表(シーン別)

忙しい方向けにYES,NOを答えるだけで宛名の書き方が見つかる早見表を作成しました。是非、ご活用下さい。


宛名書き方の早見表
 

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