中華圏でビジネスをしていると同じ中国人でありながら中国大陸の人と台湾の人では単語が微妙に異なることに気付きます。
代表的なのは朝の挨拶【おはよう】です。中国大陸は早上好(Zǎo Shàng hǎo)と言いますが、台湾はシンプルに早安(Zǎo ān)です。
旅行者や出張に行くと必ず乗るタクシーも中国大陸では賃貸車を意味する出租车(Chū zū chē)と言いますが、台湾はメーター車を意味する計程車(Jì chéng chē)です。
面白いところでは、中国東北部などで良く食べる大衆料理、酸辣土豆丝(Suān là tǔ dòu sī) があります。細切りした土豆(ジャガイモ)にお酢と唐辛子がからまりご飯がすすむ庶民料理ですが、台湾の中華料理屋で酸辣土豆丝(Suān là tǔ dòu sī) を注文しても通じません。
なぜなら台湾では土豆はピーナッツを意味するからです。つまり台湾人にとって 酸辣土豆丝(Suān là tǔ dòu sī) は千切りピーナッツの唐辛子炒めなのです。
以下に中国大陸と台湾で異なる単語をまとめてみました。覚えておくと中国大陸の人か台湾の人か見分けがつくようになります。
中国大陸と台湾の単語リスト
家電・日用品用語
食品用語
乗り物・交通用語
ビジネス用語
家電・PC・IT用語
人名・国名・職業用語
その他の用語
台湾の中国語について
日本の統治が終わった1945年から台湾は中国国民党政権となりました。それ以来台湾は中国共産党政権である中国大陸とは異なる環境に置かれ、同じ漢人(中国人)でありながら使う言葉が微妙に異なるようになりました。
台湾の近代は、中国大陸より欧米の影響を強く受けたため、英語の発音をそのまま利用している単語が多くみられます。
たとえば、未確認飛行物体UFOは幽浮(Yōu fú)、宝くじ・ロトは樂透(Lè tòu)、バスは巴士(Bāshì)、チーズは起司(Qǐ sī)、レーザーは雷射(Léi shè)といいます。
また北朝鮮は英語のNorth Koreaをそのまま漢字にして北韓国と言います。
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