初めて工業製品を出荷する時に意外とよくあるトラブル

海外からの初めての注文!
御社の技術力が海外で認められた何よりの証拠です。
なんとしても無事に納入して追加注文に繋げたいところですね!

初めての海外出荷は、だれでも力が入ります。
注文を受けた製品の製造と品質検査を行い、海外向けに丁寧に製品を梱包。
荷物に添付するシッピング・インストラクション(航空・海上輸送指図書)、インボイス(商業送り状)、パッキング・リスト(梱包明細書)も記載間違いがないか何度も確認し、準備は万端。
時間通りに集荷依頼をしていた運送業者が、会社にやって来て、荷物と必要書類を渡して出荷手続きは無事完了。

なんとか約束の納期に間に合ってよかったよかった!

っと、安心をしていると翌朝、荷物を預けた運送業者から一本の電話が。。。。

『御社の貨物が、通関で止まっております。恐れ入りますが、非該当証明書を至急送って頂けないでしょうか?』
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意外と忘れてしまう非該当証明書

えっ!非該当証明書(ひがいとうしょうめいしょ)って何?
必要な書類は、シッピング・インストラクション、インボイス、パッキングリストだけじゃないの?
今日中に通関を通して現地に輸送してもらわないと納期に間に合わなくなるので、何とかしてほしいのですが。。。

いくら言っても、運送業者の担当者からは、
『通関の担当者から言われているので、どうしようもありません。申し訳ございませんが、非該当証明書を至急ご用意ください。』
の一点張り。

こうなったら仕方ありません。
お客様に出荷が少し遅くなることを伝えて大至急で非該当証明書を用意するしかありません。

輸出通関で止められてしまう2つの原因

日本国政府は、海外のテロリストや大量破壊兵器の製造者などに利用される(もしくは可能性がある)製品の輸出を規制しており、工業製品の場合、使用している材料・性能・仕様によっては、経済産業大臣の許可が必要になります。
従って、製品によっては輸出通関で担当者に止められて、輸出認可が不要であることの証明、つまり『非該当証明書』の提出を求められる場合があります。

輸出通関で止まる理由は、以下2点の場合です。

1.インボイスやパッキングリストなどの輸出書類に不備または不明なところがある場合

2.輸出する製品が規制製品になりそうな可能性がある場合

1.の場合は、輸出する製品の詳細を説明すれば通関を通して頂けることが多いですが、
2.の場合は、説明しても通関を通して頂けることは滅多にありません。
無駄な交渉に時間をかけるより、直ぐに非該当証明を用意しましょう。